2016年4月から始まる電力小売り全面自由化に伴い、電力会社を切り替えるにはどうすればいいか?という点に注目が集まることが考えられます。
今までは電力会社しか電力供給ができませんでしたが、今後はさまざまな会社が参入してきます。そこで、電力の供給元を変えるとなりますと、電力会社を切り替える必要が出てくるのです。
まずは、切り替えの申し込みを行って頂くこととなります。
各電力供給会社のサービス窓口に赴いて頂くか、電話、ホームページ等から切り替えの申し込みが必要です。
現在契約している地域の電力会社への解約手続きは、消費者の同意の上で切り替え先の電力会社が手続きを行うことができます。
なお、切り替えの申し込みをするときは、電気料金・契約期間・契約解除等の諸条件の説明や書面交付を受けることをオススメします。その内容を確認して判断していただく方がいいでしょう。
スマートメーターの切り替えの際は、切り替え先の電力会社へ申し込みを行ったあと、現在契約している地域の電力会社から交換作業の工事スケジュールの連絡が入ることになっています。その指示に従ってください。
なお、電気メーター交換の詳細は地域の電力会社にお問い合わせることになりますので、必要な場合は行ってください。ちなみに、スマートメーターへの交換には、原則費用はかからないことになっています。
しかし、メーター交換に伴う工事に費用がかかる場合があるので、交換前に問い合わせをすることをオススメします。
また、交換時には停電になることがあります。停電がある場合、時間の目安は1軒あたり約15分とされていますので、注意が必要になります。
その後、切り替え先の電力会社との契約が開始されます。なお、契約は2016年4月以降になり、切り替え先の電力会社の電気が使えるようになります。具体的な電力会社の切り替え日については、個々の契約によって異なりますので注意してください。
また、2016年4月まで電力会社の切り替え等の手続をしなかった場合、現在契約している地域の電力会社からこれまでと同じく電気が供給されます。
切り替えに必要な項目は以下のとおりです。
1. 現在の電力会社名は、お住まいの地域を管轄している電力会社になります。たとえば首都圏でしたら東京電力、関西地方でしたら関西電力となります。もしわからない場合は電気料金の払込用紙や口座引き落とし時の名前などを確認してみてください。
2. 現在の電力会社のお客様番号は、検針票や領収書、ダイレクトメールやウェブサイトにて確認できます。また、現在契約している電力会社に問い合わせて知ることもできますので、切り替え前に確実に番号を把握しておいてください。
3. 供給地点特定番号は、電気の供給場所を特定することができる22桁の番号です。こちらも検針票やウェブサイトから知ることができますし、各電力会社に問合わせてもOKです。
4. 切り替え希望日は、お客様が希望される切り替え日になります。できるだけ余裕を持った切り替え日を設定しておくことをオススメします。
また、切り替え時には本人確認書類が必要です。運転免許証や健康保険証などが必要となります。あらかじめご用意ください。
切り替えにはそれほど面倒な手続きは要しませんが、お客様番号などあらかじめ把握しておかないといけない情報があります。
切り替え日を決めたらすぐにこれらの情報を抑えておくことをオススメします。知っておかないとスムーズに切り替えまでいけないことも考えられますが、知るために面倒なことは必要ありません。
すぐにわかりますので、できるだけ早いうちに把握しておいてくださいね。
2016/02/17