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建設工事は環境破壊ではない?子供に与える影響は?

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建設工事が環境破壊ではないワケとは?

建設工事といえば環境破壊の代名詞に使われることがよくあります。山地での工事であれば木を切り倒すことがありますし、都市部であれば土地の再開発が行われたり、場合によっては住居やビルなどの立ち退きがあったり、騒音や振動に悩まされることもあります。ですが、我々人間が生きていくには、必要なものなのです。

 

なぜ、工事が行われるかといえば、人の生活に必要になるからです。山地であれば、木を伐採することは必ずしも悪いこととは言えません。すべて切り倒すとなればやめるべきですが、ある程度伐採しなければ森林は維持できないのです。

木があまりにも生い茂ってしまうと土には根が張り巡らされ、土本来が持つ水はけが失われてしまいます。水はけが失われると、大雨が降った際に土砂崩れや地すべりが起きやすくなり、麓にいる人達にとって大災害の危険があります。

 

また、生い茂りすぎた森林は木がどんどん枯れてしまうこともあるのです。木を植えてしばらく立つと一定間隔で木を残して伐採することがあるのは、そのためです。

苗木のときはかなり狭い間隔で木を植えますが、ある程度育ってくるとそれでは木が生きられません。森林も消滅してしまう可能性が高いのです。

 

環境を維持するために、実は建設工事が必要となります。モノを造るのが建設工事の目的ではなく、人が快適に過ごす空間を提供することが目的なのです。だから街造りを行います。だから道路や鉄道を整えます。だから家を建てたりビルを造ったりしています。だから堤防を設置します。

 

もちろんこれだけではないですが、建設工事は人の住む環境を整えるモノです。その上で住みやすいように環境を整えるものが建設工事なのです。つまり、環境を壊すのが建設工事ではなく、環境を整えるのが建設工事なのです。

 

子供に与える影響はどうなのか?

では、子供にどんな影響を与えるのか、というと、住みやすい環境を提供するという意味では非常に良い影響を与えるでしょう。

一方で街などを造り変えるということは今あるものを破壊する行為ですから、環境破壊とも見えなくもありません。森林などだけではなく、今住んでいる環境・状況を変える行為も破壊と見られるのです。

 

ただ、時代は変化します。月々日々に移り変わるものですから、それに合わせて私たちも変わっていかないといけません。時代に合わせた変化を遂げていかないといけない、ということを子供たちに示す良い事例にもなると思うのです。

ずっと同じ状態というのはすごく心地いいですし、それを維持したいと多くの人が思うもの。しかし、時代が進めば時代遅れとなり、変化についていけず、商売であれば潰れてしまい、住環境であれば廃れてしまって世の中についていけなくなるのです。

 

街づくりや防災など建設工事も同じであり、移りゆく時代に合わせて造り変えるという使命を持っています。だからこそ、環境破壊ではなくて時代に合わせて造り変え、もっと住みやすく楽しく過ごせるようにしていくことが大事なのです。

そういう姿を子供たちに見せることで、時代の変化に対応することの大事さを示していくことが必要になっています。

 

建設工事は確かに何かを破壊する行為です。しかし、それは古くなったものを造り変えたり、時代に合わせて形を変えるための一連の作業に過ぎないのです。今の時代に合わせ、来る新時代に対応できるように街を、地域を、国を変えていく。

それが建設工事の目的であり環境破壊ではないのです。

2016/05/07

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