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間伐材を架台に利用したメガソーラー

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太陽光発電の特徴は,持続的に利用できる,環境汚染が少ない,化石燃料の価格変動の影響が少ない,修理が短期間,分散して設置でき災害時に強い,新しい技術・雇用の創出です。

 

太陽光発電はクリーンであることも大きな特長です。
環境汚染が少ないことに関しては,発電の際に温室効果ガス等もほとんど排出せず,深刻化するエネルギー資源問題や温室効果ガス削減できます。

 

太陽光をエネルギーとして用いるので,化石燃料の価格変動によって発電量や電気料金の上下がほとんどありません。また,建物の屋根,空き地など様々な場所に設置できるので,災害でどこかの発電所が破壊されたとしても別の発電所から電気を供給できるというメリットがあります。太陽光発電導入が拡大することで、環境関連産業の育成や雇用の増加などの経済効果も期待されています。

 

日本は、世界でもトップクラスの太陽光発電技術を有し、太陽光発電導入数のさらなる増加が見込まれています。日本は自然環境を保護し持続可能な社会を構築していくために、太陽光を活用する取り組みを推進しています。

 

 

間伐材を使ったソーラーパネル設置業者とは

兵庫県神戸市に本社を置くサンフォレストは、木製架台を利用した太陽光発電事業者として、2012年に設立されました。間伐材を使用することで、太陽光発電をさらに環境にやさしいものにする木製架台を提案しています。同社は、兵庫県において、国産の間伐材を使用した木製架台を採用したメガソーラーの設置を進めています。

 

出力規模は約1.33MWです。建設中の発電所は「木製架台メガソーラー多可発電所」といい,敷地面積は約3万平方メートルで,年間予想発電量(初年度)は年間124万7,783kWh、CO2削減量は年間392tを見込んでいます。シャープ製パネル5,440枚を使用し,パネルの設置面積は約8,900平方メートルくらいです。

 

 

ソーラーパネルの架台に使われる材料はどんなもの?

架台に使われるのは、国産のスギ間伐材です。森林を健全に育てるためにわざと伐採された木のくずです。また、加圧保存処理を行い、重い太陽光パネルを支えられるくらいの耐久性能がJAS「日本農林規格」に規定される性能区分K4相当であると保証されています。

 

木製架台は、コンクリートの基礎部分の上に、防腐処理等を施した間伐材で骨組を作り、2段4列の架台を設置し,それを680基設置します。架台の設置角度は10度です。 建設工事は、準備工を7月15日に開始し、8月1日に着工しました。10月22日時点で、全エリアで基礎工事が完成し、木製架台の設置も完了しています。

 

また、一部を残して、太陽光パネル設置も完了しています。今後、残りの太陽光パネル設置工事と全エリアの電気工事及び、パワコンの設置を行っていきます。 設計・施工はNTTファシリティーズ、建築工事は共立建設、電気工事は日本コムシ、製材は(協)兵庫木材センター、防腐処理はザイエンスが担当するなどさまざまな会社と協業して太陽光発電事業を行っています。

 

 

まとめ

地球上に降り注ぐ太陽光のエネルギー量は1m2当たり約1kWだといわれています。太陽光は枯渇することの無い自然のエネルギーです。日本は、石油や石炭、天然ガスのような化石燃料の80%以上を外国から輸入していますが、こうした化石燃料は無限にあるわけではありません。 あと何十年かで枯渇するといわれています。

 

さらに新興国の経済発展により、世界規模でエネルギーの必要量が増大し、化石燃料の価格が急に下がるなど、エネルギー市場は不安定です。ですので、化石燃料の利用に伴って発生する温室効果ガスを減らすことが課題となっています。太陽光発電は,今後の成長産業として期待できると考えてよいでしょう。

2015/12/27

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