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中国にメガソーラーを建設したアップルの目論み


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米アップルが、製造委託先メーカーを介して「iPhone」や「iPad」などを製造する中国で太陽光発電プロジェクトなど,環境対策を強化することを発表しました。

 

アップルの取り組みは、200MW以上の太陽光発電所の建設と、製造委託先メーカーによる同様の取り組み(2GW以上の発電を目指す)の二つとなっています。アップル社が他社と違う点は,サプライヤーにも太陽光発電設備を設置させることです。そうすることで,自社で消費する電力を太陽光発電で賄うことで経費削減および環境保護を実現しています。

 

自社だけでなくホンハイにあるサプライヤーにも環境対策を半ば強制的にやらせるあたりが、米国企業らしいというか、とにかく凄いなと感心します。持続可能性にこだわる点が、アップルの特徴なのでしょう。

 

とはいえ、中国が人口や世界第二位の経済規模であることを考えると、アップルだとしても全体から見れば,割合的には小さいでしょう。今後、他の米国IT企業がアップルにならって中国の企業に環境対応を促すようになれば、気候変動などの影響をかなり抑制することができるかもしれません。

 

 

アップル社が発表した活動とは?

米Apple社は2015年10月22日、中国における炭素排出量を低減する3つの活動について発表しました。

 

1つめは、40MW のメガソーラー(大規模太陽光発電所)を中国の四川省に建設したということです。「中国におけるApple社のオフィスや小売店すべての電力消費量を超える発電規模」と言われています。

 

2つめは、中国の北部、東部、そして南部の各地域で計200MW以上の規模のメガソーラー建設を計画中というものです。

 

3つめは、中国におけるApple社の製品委託先や部品のサプライヤーなどに、工場の稼働により多くのクリーンエネルギーを利用するように促す計画です。合計で2GW以上のクリーンエネルギーの導入を目指すといわれています。 その代表例として、台湾Hon Hai Precision Industry社(鴻海精密工業)の中国法人ホンハイ社は中国に400MW規模のメガソーラーを2018年までに河南省などに導入することを決めています。

 

まずは、河南省鄭州市にあるホンハイ社のiPhone製造工場の消費電力量をクリーンエネルギーで相殺することを狙っています。

 

 

アップルの環境問題へ取組姿勢

アップルは,環境問題を議論したいのではなく,阻止したいといいます。ですから,アップルは日々,製品の省エネ化に取り組んだり,資源のリサイクルにも取り組み,成果を出しています。その取組の結果,国の環境基準を大幅に超える成果を上げています。

 

2012年の段階では,水の12%しか再利用できていませんでしたが,現在では,水の61%を自社で浄水し,再利用しているそうです。また,太陽光以外の発電にも取り組んでいます。アメリカのオレゴン州には水力発電所を設置し,自社のデータセンターへ電力を供給しています。

 

このように,アップル社はいまここにあるものを使って何か新しいものを生み出すイノベーションを起こしています。アップル社は,これからも前進を続け,環境への影響を最小限に抑え,100%再生可能エネルギーで賄うことを目指しています。中国での太陽光発電の取り組みもこの一環です。

 

 

まとめ

世界的な企業が環境問題に取り組むのは,環境保護だけでなく宣伝やイメージアップのためなど理由はあるのかもしれません。理由はどうあれ,環境を保護することは大切なことです。

 

未来の世代のために今自分ができることを実行していくことが大切だと思います。

 

太陽光発電で自社の消費電力を賄うのは,経済的な理由から大手企業くらいしかできないプロジェクトだと思いますが,電気をこまめに消すなどの対策は資金がなくてもできます。そのような身近な対策から環境保護を始めてみてはいかがでしょうか?

2016/01/02