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スマートハウスの中心を担うHEMSとはどのようなもの?


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省エネ社会を目指す日本において、広く注目を集めているものがスマートハウスです。そして、スマートハウスの要になるものが、HEMSと呼ばれるものです。HEMSとは

Home Energy Management System(ホームエネルギーマネジメントシステム)

の略称で、一般に「ヘムス」と発音されます。

 

東日本大震災の影響による節電の呼びかけや、2016年から始まる電力自由化をきっかけにHEMSというキーワードを目にすることが増えてきたと思いますが、HEMSとは一体どのようなものなのか、その詳しい内容まではまだ広くは知られていないかもしれません。

 

そこで今回は、HEMSについて詳しくご紹介したいと思います。

 

HEMSの役割とはどのようなもの?

HEMSの役割を一言で言えば、ご家庭内の電気に関する設備を総合的に管理し、エネルギーを最も効率的に使用することです。

HEMSの導入によってエネルギーを見える形に変えていき、家庭内のエネルギーの消費量が電子機器を通して確認できるようになることでコントロールがしやすくなります。

 

名前にもシステムとあるように、基本的にはHEMSは機械などのことではなく、家庭の中の電気機器関連をコントロールする一連のシステムのことを指しています。ただ、場合によってはエネルギーの消費量を表示するためのモニターや、測定する装置・器具のことをHEMSと呼ぶこともあるそうです。

 

HEMSには太陽光発電システム、リチウムイオン蓄電池、スマート家電、その他電気設備が情報通信技術によって接続されています。そして、電気が最も効率的に使われるよう、接続された各々の機器や設備がHEMSによって自動的にコントロールされます。なお、日本ではECHONET-Lite(エコーネットライト)と呼ばれる通信規格に準拠していれば、各種メーカーの機器をHEMS管理下で接続できます。

 

ご家庭の電気使用量を今まで以上に削減することが期待できることから、HEMSは省エネを実現するための中心的な役割とみなされています。

 

平成24年に政府の国家戦略室が発表した資料『グリーン政策大綱(骨子)』によれば、省エネ社会実現のためHEMSの普及を推進し、2030年には全世帯へのHEMS設置を目標としています。つまり、HEMSは近い将来私達の生活に不可欠なものとなりつつあるのです。

 

HEMSで自宅の電気が見えるようになる

HEMSの持つ大きな特徴の一つが、ご家庭で使用する電気が目に見える形でモニターに表示されることです。

 

表示項目や表示形式はHEMSを提供するメーカーによって異なりますが、主に以下のようなデータが数値やグラフで見えるようになります。

 

・部屋単位での使用電力量
・コンセント単位での使用電力量
・リアルタイムな使用電力量
・月別、週別、日別の使用電力量
・現在の太陽光発電量
・現在の蓄電量
・電気代の概算表示
・電気自動車のバッテリー残高を表示

 

これまでは把握することが難しかった上記のような電気使用量が、目に見える形ではっきりとモニター上に表されます。

そのため、無駄な電気を使用していないか、電気使用量が多いタイミングはいつか等が把握でき、節電のための見直しができると共に、生活スタイルに合わせた割安な電気プランに変更するきっかけともなります。

 

メーカーによってはキャラクター表示で電気使用の目標を知らせてくれる楽しい機能が組み込まれているものや、太陽光発電にとって重要な天気予報の表示ができるものもあります。また、専用モニターではなくインターネットを通じてパソコン上から確認できるものもあります。

 

HEMSで自動制御

HEMSのもうひとつの大きな機能が、設備の自動制御です。例えば、以下のように機器や設備を自動的にコントロールすることができます。

 

・電気料金の安い時間帯に応じてエアコン温度を適切に自動設定

・電気代の割安な時間帯に家電の自動運転

・太陽光の余剰エネルギーを使用して自動で給湯

・IHクッキングヒーターの火力調整

・指定時間になれば照明器具の明るさを落とす、またはOFFにする

・外出中など指定時間に洗濯機を自動でスイッチオンにする

・機種によっては太陽光発電システムが天気予報をもとに発電量を予測する

 

これまでご自身の手で行っていたこまめな操作を、HEMSでは自動的に行ってくれます。このような自動制御は、生活スタイルに合わせて様々な条件を設定することができ、省エネを飛躍的に高めてくれるでしょう。

 

また、スマートホンの利用でどこからでも電気機器を操作できる機能もあります。例えば2階の部屋から1階の部屋のエアコンを操作したりもできます。その他、設定した消費電力量を超えるとメールでアラーム通知をしてくれる機能を提供するHEMSもあり、今後はさらなる利便性の高いサービスが実装されることが予測できます。

 

ただ、こちらはECHONET-Lightに電化製品が対応していないと制御機能を利用することができないので、購入の際は確認が必要です。現在販売されている家電には対応機種が増えてきていますが、対応前の製品を使っているという方は買い替えの検討が必要になるかもしれません。

 

まとめ

以上のように、HEMSはスマートハウスの中核的な存在と言えます。ご家庭の中で、いつどのくらい電気を使用しているか確認できますので節電意識を高められますし、今まで手作業で行っていた機器の制御も、あらかじめ設定した条件に沿って自動的に行ってくれます。

 

このようなHEMSがもたらしてくれる優れた機能により、家庭内のエネルギーを効率的に使用することができ、節電効果で電気代の節約が実現し、さらにCO2削減で地球環境保全にも寄与できます。省エネ社会にとって不可欠なシステムと言えるでしょう。

(参考)
・国家戦略室『グリーン政策大綱(骨子)』平成24年
・Panasonic「スマートHEMS」http://www2.panasonic.biz/es/densetsu/aiseg/
・NEC「クラウド型HEMS」http://jpn.nec.com/energy/house/hems.html

2016/12/23


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