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家庭用と産業用の蓄電池、その違いとは?


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再生可能エネルギーを活用した電気の普及には、生み出された電気を貯める蓄電システムが不可欠です。そして、蓄電システムの要となるものが、蓄電池です。

蓄電池は鉛蓄電池やリチウムイオン電池など、材質による違いで種類分け出来ますが、その他に家庭用蓄電池と産業用蓄電池という分け方もできます。

 

そこで今回の記事では、家庭用と産業用の蓄電池の特徴から、その違いを明らかにしてみたいと思います。

 

家庭用蓄電池の特徴

家庭用蓄電池は、各ご家庭に設置することを前提にしているため、コンパクトに設計されているものが多く見られます。また、ご家庭の太陽光発電システムと連携できるものが多く、停電時にも家全体の電気をバックアップできる容量のものが普及し始めています。太陽光発電システム導入のスマートハウスと呼ばれるタイプの住宅では、標準的に蓄電池が装備されていることもあります。

 

気になる蓄電池の寿命(蓄電池の耐用年数)ですが、蓄電池の性能や使用頻度(充電、放電の回数)によって異なるものの、たとえばリチウムイオン電池の場合は長ければおおよそ10年ほど(※)は持つようです。

なお、蓄電池の寿命は、メーカーカタログ等ではサイクル数(蓄電、放電を1サイクル)として表示されることが多く、サイクル数が大きいほど繰り返して使用することが出来ます。リチウムイオン電池のサイクル数は、メーカーによって異なりますがおおよそ3,500回(※)のようです。もちろん、蓄電池の性能によっては3,500回以上のものもあります。

(※ 参考:経済産業省蓄電池戦略プロジェクトチーム『蓄電池戦略』平成24年7月)

 

サイクル数によって蓄電池の寿命が定められるとすれば、一回あたりの蓄電で多く電気を貯められる大容量のタイプの方が、必然的に寿命も長くなりやすいと言えるでしょう。

蓄電容量は1kWh台のものから大きければ15kWhまで、充電時間や放電時間は数時間から12時間まで様々で、メーカーや価格によって異なってきます。

価格帯は数十万円台から200万円台まで幅広く設定されており、国から出る補助金を適用することで販売価格よりも安く手に入れることができます。

 

産業用蓄電池の特徴

産業用蓄電池は、オフィス、工場、店舗、公共施設等で使用されることから、家庭用蓄電池と比較して蓄電容量の大きいことが特徴です。

事業内容によっては大きな電気出力を求められることがあり、一つの蓄電池では電気を賄えない場合は、複数台の蓄電池で構成される蓄電システムが活用されます。

 

産業用蓄電池は大容量であることから寿命もその分長くなり、サイクル数も8,000サイクルを超える高性能タイプもあります。蓄電容量は十数kWhから20kWh台のものもあり、最近では最大で60kWhを超える大容量タイプも出てきています。

産業用途の蓄電池は蓄電容量が大きいため、やはり価格も高額になりやすく、数百万円から1000万円を越える価格帯になるものもあります。なお、法人購入の産業用蓄電池にも補助金が適用されることもあり、家庭用蓄電池の補助金よりも上限が高く設定されています。

 

まとめ

今回は家庭用と産業用の蓄電池の違いをご紹介しました。蓄電池としての性質そのものは家庭用と産業用で異なることはありませんが、蓄電容量に大きな違いがあります。そして、それに伴って価格面や補助金も違いが現れます。また、家庭用の場合は省スペースが求められることから、コンパクトなタイプも多く見られます。

 

蓄電池の寿命はサイクル数に応じて異なり、メーカーカタログ等に記載されているサイクル数が多いものほど、長く使用できます。そのため、大容量であるほど、1サイクル(蓄電→放電)の時間が長く、したがって蓄電池の寿命も長いと言えます。

 

もちろん、家庭用と産業用それぞれの種類の中においても、さらに性能が異なる蓄電池が多数あるため、蓄電システムをご検討の際は価格や蓄電容量などを比較検討してみることをオススメします。

2015/04/24