360度の夜景が広がる空中庭園展望台が人気「梅田スカイビル」


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出典 http://www.yakei-kabegami.com/nightview/27-osaka-40-skybuil/

大阪の中心街である梅田、そこにそびえ立つのが「梅田スカイビル」です。

地上40階と地下2階だて、高さ約173メートルの、関西でもランドマークとなっている有名な超高層ビルです。

このビルの特徴は、何と言ってもその形です。タワーイースト(東棟)とタワーウエスト(西棟)の2つの棟が並んでおり、その間を最上部の屋上庭園が連結しています。

22階にも連絡通路がありますので、正面から見ると、2つのビルを上下2本の橋がつないでいるような、何ともデザイン性の高い形をしています。

電車の中や遠くからでも目立つ形状なので、このビルの姿が見えると「ああ、大阪に来たな」という感じる人も多いでしょう。

このビルのデザインは世界的にも認められていて、バルセロナのサグラダ・ファミリアやインドのタージマハルなどと並ぶ「世界トップ20の建築物」にも選ばれています。

イギリスの有名出版社が選ぶこのリストに名を連ねるのは、日本の建造物では梅田スカイビルだけです。その証拠に、このビルを訪れる観光客の3割が外国人で、国際的な知名度の高さをうかがわせます。

 

関西を一望する夜景が楽しめる「空中庭園展望台」

東棟と西棟をつなぐ最上部の連結部分を、「空中庭園展望台」と呼んでいます。真ん中に穴が空いた変わったデザインですが、ここからの夜景が関西でも人気の観光スポットとなっており、国内外問わずどのガイドブックにも掲載されています。

この「空中庭園展望台」は観光スポットとしての役割だけでなく、2つの超高層ビルをつなぐことによって、ビルの耐震性や風による振動を軽減する役割も担っているのです。

ビルの展望台と言えば最上階の屋内に作られるのが普通ですが、梅田スカイビルの展望台は「空中庭園」という名前の通り屋上に作られています。吹き抜ける風が感じられ、視界をさえぎるものがなく全方位見渡せる展望台は、本当に気持ちがいいものです。

しかし「空中」というだけあって屋外ですので、もちろん空調は効いていません。特に冬は寒いので、訪れる際は防寒対策をお忘れなく。

 

梅田スカイビルだけで、デートコースはばっちり

このビルはデートにぴったりなので、カップルにおすすめです。天気の良い休日ともなると、多くのカップルが利用しています。

まずタワーイースト(東棟)の3・4階には、「シネ・リーブル梅田」という映画館があります。この映画館は、大作や話題作よりもミニシアター系の映画が多く見られます。あまり知られていないけど二人の思い出になるような1本を選び、カップルで楽しみましょう。シアター自体もこじんまりとしていて、居心地がいいのが魅力です。

映画を見終わったら、食事かお茶をしたいところです。レストランが1階と地下1階に多く揃っています。地下1階はレトロ食堂街「滝見小路」があります。昭和の町並みを再現していて、なつかしい風景が広がり、歩いているだけでもなかなか楽しいです。

町並みはレトロですが、1軒1軒のお店はバラエティ豊かでおしゃれなお店もたくさんあり、気分に合わせて選ぶことができます。

そして夜はもちろん、「空中庭園展望台」の夜景で決まり。二人で夜景を見ながらロマンチックに過ごしましょう。「空中庭園大明神」という小さな神社があり、ご利益は恋愛成就なので、二人でおみくじを引いて楽しみましょう。

 

ビルの下に広がる広場「ワンダースクエア」では、季節ごとに様々なイベントが開催されています。

梅田スカイビルに入居しているドイツ総領事館が主催するのは、「ドイツ・クリスマスマーケット」。11月中旬から12月25日まで毎年開催され、多くのカップルや家族連れで賑わいを見せます。

世界最大級のクリスマスツリーは圧巻ですし、ドイツ本場の味のホットワインやソーセージが楽しめます。今年のクリスマスシーズンは、日本にいながらドイツのクリスマスを過ごしてみてはいかがでしょうか?