お風呂のカビの取り方とカビ取り剤の安全な使い方


カビ

出典 http://marylaine.com/bathcleaning

 

みなさんこんにちは、ビルクリーニングのプロ水無瀬です。

お風呂に入って気になるのがカビですね。

せっかくリラックスするために入っているのに、お風呂がカビだらけだとなんだか病気になるような気がします。

掃除しても掃除してもカビは生えてくるので、なんとかしてと御客様に頼まれてカビ取りをしたことが何度もあります。

この時、カビ取り剤が頭にかかって何回か悲鳴を上げたことがありますが。

天井のカビ取りって危険ですよね。

こんな経験もしてきましたが、だからこそ皆様には安全で早く楽にきれいになるお掃除の方法をお伝えしたいと思います。

今回はご家庭でのカビの取り方です。

 

カビってなぜ生えてくるの?

カビとは真菌と呼ばれる微生物の一種で、空気中に当たり前に存在しています。

この空気中を漂う真菌が物質にくっつきまして、一定の温度、栄養分、水分、酸素の4条件がそろいますと菌糸を伸ばしてカビと呼ばれる、私たちの目に触れる存在になります。

一定の温度とは10度から35度くらい。

栄養分とは有機物、つまりホコリとか垢。水分とは水そのものではなく、空気中に含まれる水蒸気など。

酸素はまあ、無い方が難しいですね。

この4条件、お風呂場という場所は全てを満たしています。

ですので、お風呂場はとってもカビが生えやすい場所だということが言えるわけです。

 

カビを取る前に

カビを取る前にまず、お風呂を掃除してください。

この際、絶対に酸性のお風呂用洗剤を使わないで下さい。

混ぜるな危険って書いてある洗剤です。

なぜかと申しますと、酸性洗剤とカビ取りに使う塩素系漂白剤が混ざりますと毒ガスが発生するからです。

本当に死ぬ危険がありますので、漂白の前には絶対に酸を使わないで下さい。

怖い話をしましたが、カビ取りの前にはぜひ先にお風呂を掃除してしまいましょう。

なぜかと言うと、カビ取り剤にはカビをやっつける力はありますが、汚れを落とす力がないからです。

汚れの下にカビがいたらカビ取り剤が効果を発揮できませんので、まず邪魔になる汚れを取り除いてください。

これだけで取れたように見えるカビ汚れもありますが、菌糸が残っているはずです。

根っこも取り除くために、カビが生えた場所は覚えていて、後でカビ取り剤を撒いてください。

 

カビ取り剤を撒きますが

まず窓を開けてください。

カビ取り剤は独特の臭い、プールの臭いがしますが、あれは塩素の臭いです。

塩素は体に有害ですので嫌な臭いだと感じ取れるように私たちの体は出来ています。

有害ですので、できるだけ吸わない方がいい。

換気をしなければいけないので、まず窓を開けてください。

窓を開けたら、カビがいるところにカビ取り剤をスプレーなどで噴霧してください。

できるだけ吸わない方がいいので、マスクをして腕を伸ばして噴霧するぐらいでいいです。

かかってしまえば後は放置するだけですので、大雑把に多めに撒くぐらいでいいです。

天井のカビが気になるという方は斜めの角度で自分の頭にかからないように噴霧してください。

垂直に噴霧すると、私のように頭にかかって悲鳴を上げる羽目になってしまいます。

噴霧が終わったら、お風呂場から出て換気扇のスイッチを入れ、扉を閉めて半日ほど放置してください。

カビ取り剤が乾くと白い汚れになって残りますが、これは塩素ですので必ず水で流してください。

塩素は水に溶けやすいので、水を流すだけで簡単に取り除くことができます。

 

まとめ

お風呂のカビ取りについて、注意したいポイント

  • カビは空気中に当たり前にいる生き物。
    温度、栄養分、水、酸素の4条件で発生します。
  •  カビ取りの前にまず風呂掃除。
    酸性洗剤とカビ取り剤は混ぜると危険ですので、酸性洗剤は使わないこと。
  • カビ取り剤を噴霧する前に、まず窓を開けること。
    吸わない、体にかからないを守ること。

以上の3点となります。

カビは取りにくい汚れなのですが、カビ取り剤を上手く使うと驚くほど簡単にきれいになります。

すぐに水で流さずにカビがいなくなるまで放っておくのがコツです。

取っても取ってもすぐに生えてくるのは根っこである菌糸が残っているからで、カビ取り剤を残しておけば菌糸までやっつけてくれるからです。

放置作戦でこれまで取れなかったカビ汚れも取れるかもしれませんので、カビで困っている方はぜひ試してみてください。