一点の曇りなし!プロが教える窓ガラスの掃除方法


img_cleaning_window10

出典 http://www.eclean901.net/

 

みなさんこんにちは、ビルクリーニングのプロ水無瀬です。

お住まいの建物には必ず窓があり、その掃除も何千枚も掃除してまいりました。窓一枚とはいえ、ただ拭けば透明にきれいになるということはなく、きれいにしたつもりのはずが曇ってしまい、かえって汚してしまったこともあります。こうした失敗、御客様の期待に応えられなくて悔しい、申し訳ない思いをしたからこそ、皆様にお伝えしたい掃除の技術を学ぶことができました。

今回はご家庭で楽に早くきれいになる窓のお掃除方法をお伝えしたいと思います。

 

窓ガラスに付着する汚れは何?

窓は建物の外側に面していることがほとんどです。屋外からの雨風、屋内からの風の両方が当たります。結果、窓の外側には土砂、雨水の跡が汚れとして残り、窓の外側にはホコリが付着することになります。また、窓を開ける時に手垢が付着して白い汚れになることもよくあります。

お掃除をする際に大切なのは、どこに何の汚れがついているのか判別しておくことです。土砂をそのままにして乾いたタオルで拭いてはガラスに傷がついてしまいますし、ホコリがあるまま濡れたタオルで拭いてはガラスに汚れがくっついてしまいます。お掃除をする前にまず、汚れの判別をしましょう。

 

きれいにするためにはきれいな道具を使いましょう

最初のうちはきれいにガラスを拭けていたのに、そのうち拭いても拭いても汚れがとれなくなってしまった、なんてことはありませんか?ガラスは透明ですので、わずかな汚れでも目立ってしまいます。

ですので、拭き掃除で汚れてしまったタオルで拭いても汚れを再びくっつけてしまうだけです。タオルの拭く面を変えるか、新しいタオルを使いましょう。できればマイクロファイバークロスのようなものがあれば一番ですが、なければ使い古しのタオルを使ってください。新しいタオルだと糸くずがつきやすくなります。

 

実際に拭いてみましょう

準備する物

準備物はタオル数枚とバケツ。ガラス用洗剤を使ってかまいませんが、ほんの少しだけ入れるのがコツです。洗剤を入れすぎると洗剤そのものが汚れとなってしまい、拭き取るのが大変になってしまいます。

 

乾いたタオルでホコリを取る

まず拭く前にホコリがあれば乾いたタオルで取ってしまいましょう。砂利も取って構いませんが、タオルを押し付けないで下さい。ガラスに傷がついてしまいます。

 

水拭き

乾いた汚れの除去が終わったら、いよいよ水拭きです。最初はタオル全てをバケツに入れるのではなく、半分だけ入れて絞ってください。ちょうどいい濡れ具合になっているはずです。

ガラスをタオルで拭くときは指先で押し付けて一直線に拭くのではなく、手の平でペタッと押さえるようにして前後に動かしながら拭いてください。水拭きはあくまでガラスにくっついた汚れを水、洗剤で浮かす作業です。

 

乾き拭き

水拭きが終わったら、乾き拭きです。こちらは一直線で拭いてかまいませんが、一度拭いただけだと白いクモリが生じる場合があります。これは水拭き乾き拭きで回収できなかった汚れですので、乾いたタオルのきれいな面で何回か拭いて取れなかったら、その箇所だけもう一度水拭き、乾き拭きをしてみてください。

ポイントはガラス面に汚れを残さないことで、乾き拭きをきれいなタオルで行なうことに注意すれば、ガラス本来の透明さを取り戻すことができるはずです。

 

まとめ

ガラスの拭き掃除において注意したいポイント

  • ガラスを拭く前にホコリ、砂利がついていないか確認。(いきなり拭くとホコリは余計な汚れに、砂利は傷の原因になります)
  • タオルは糸くずが出ないもの、マイクロファイバークロスか使い古しのタオルを使いましょう。
  • 水拭きで汚れを浮かして、乾いたタオルで浮かした汚れをしっかり回収してください。

以上の3点となります。

ガラスは透明なので汚れが残っているとすぐにわかります。当たり前にある建築材ですが、プロの清掃員でも拭き残しをすることがある掃除が難しいものでもあります。ですが、汚れを水拭きでしっかり浮かして乾き拭きで回収することを守れば、早く楽にきれいにできますので、ぜひお試しになってください。