2016年06月04日

数々のデザインの賞を受賞した、クウェート一高いビル、アル・ハムラ・タワー

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アル・ハムラ・タワーはクウェートの首都に2011年に竣工された超高層ビルです。一見するとオフィスビルだとは気づかないほどスタイリッシュでデザイン的なこのビルは、現在クウェートの中で最も高いビルとなっています。

完成からまだ間もないためか、このビルに関しての情報は非常に少なく、気になっている人も多いのではないでしょうか。芸術的面からも注目を集めるこのアル・ハムラ・タワーはクウェートの新たなシンボルとして今後ますます脚光を浴びること間違いなしです。

今回はそんなアル・ハムラ・タワーについて詳しくご紹介しましょう。

アル・ハムラ・タワーの基本情報

アル・ハムラ・タワーは高さ414mの80階建ての現在クウェート国内で最も高い超高層ビルです。

2004年に工事が始まり2011年に完成したばかりですが、地下も入れて80階あるうちの70階分以上がオフィスというほどビジネスの中心地であるクェートシティにふさわしい建物となっています。

建設はアメリカの会社スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリルが手掛けたもので、特徴的なデザインと今までにない建築技術を終結させて完成させたものです。

アル・ハムラ・タワーはクウェートが湾岸戦争で受けたダメージから立ち直り、新しい繁栄の象徴として建てられました。

アル・ハムラ・タワーの特徴はなんといってもその大胆なビルのデザインにあります。

そのデザインはまるでメッシュのような空へと延びる長方形のビルを後ろから紙か何かで包んだようなデザインで、非常に高い芸術性のあるビルです。

このデザインゆえにアル・ハムラ・タワーは完成前からさまざまな建築デザインの賞を受賞しており、「世界一高い彫刻ビル」とまで称されるほどです。

ビルにはガラスとコンクリートが使用され、クウェートの暑い気候に対応できるようになっており、オフィスビルとしては珍しく43基ものエレベーターを搭載しています。

また夜にはアル・ハムラ・タワーは派手にライトアップされ、周辺のビル群の中でも特別目立つ存在となっています。昼と夜とで全く違った雰囲気のビルになるのもアル・ハムラ・タワーの魅力の一つです。

アル・ハムラ・タワー内部は基本的にはオフィスビルとされているものの、最上階には景色を眺めながら食事ができるレストランやスパが設けられています。

またアル・ハムラ・タワー単体ではなく、ビルと直結する形で周辺にショッピングセンターや映画館などもできることが決まっています。

アル・ハムラ・タワーがあるクウェートシティは湾岸戦争の際にその拠点ともされた地で湾岸戦争終了後、戦争の爪痕を払拭するべく発展してきた土地です。

そのためこのあたり一帯は経済の中心地として栄えており、数々の超高層ビルを見ることができます。

ビルはどれも建築的デザインに優れたもので、夜にはライトアップされるのでそれだけでも十分観光ができてしまいます。また少し行くとクェートでは珍しい動物園もあります。

アル・ハムラ・タワーは日本ではまだまだ知られていない超高層ビルですが、一度目にすると絶対に忘れることができなくなるほど印象的で独特なデザインをしたビルです。

クウェートには超高層ビルがいくつもありますが、アル・ハムラ・タワーほどデザイン的にも優れて数々の賞を受賞しているタワーはあまりありません。

湾岸戦争で荒れた地クウェートですが、現在はどんどん開発がすすめられ今では経済の発展には欠かせない街となっています。アル・ハムラ・タワーはまさにその象徴と言えるビルで、いろんな意味で世界から注目を集めている建築物です。

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