オフィスの節電対策?蛍光灯の間引きの正しい方法とは?


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出典 http://www.endo-ledz.jp/products/ledz-solid-tube-lite-series/

手軽にできる節電方法として、オフィスの蛍光灯を間引きしている会社や企業も多いようです。

しかし、どうやら蛍光灯をただ間引きしただけでは、効果的な節電対策にはなっていないとのこと。

そこで今回は、蛍光灯の間引きをする際の正しい方法についてご紹介します。

 

蛍光灯を間引きしただけでは節電に効果なし?

物の道理から言えば、蛍光灯の数を減らせば、それだけ電気使用量も削減できる、と考えることができます。

確かに、オフィスに設置された蛍光灯は、電力消費の点でかなりを占めることになります。

そのため、天井照明の間引きをすることによって、大幅な電力消費を抑えることは、理想的な節電方法とみなされるでしょう。

もちろん、オフィスで使用されている蛍光灯を間引きすることによって、間引いた本数と同じ割合の電力消費を抑えることができた、という例も実際に存在しています。

ところが、蛍光灯を間引きしたとしても、正しい方法で行わないのであれば、まったく節電効果のないこともあるのです。

 

どうして蛍光灯を間引きしただけでは効果がないの?

点灯方式によっては、蛍光灯を間引きしただけでは、節電効果がないこともあります。

ランプを外していたとしても安定器には通電している場合には、特にそう言えるでしょう。大元の電源が入っている状態では、ランプがあってもなくても安定器には通電しています。

そのような場合、実際においては、蛍光灯を間引いたとしても消費電力はたいした変わりがなく、効果的な節電を求める方にとってはほとんど意味がありません。

一部の蛍光灯器具においては、蛍光灯の間引きによって、安定器がふつう以上の電力を消費する場合もあります。

ですから、蛍光灯の点灯方式で間引きによる節電効果があるのは、電気を消したときに安定器に送る電力が少ないものや、予熱電力が必要とされないものとなります。

 

蛍光灯の間引きによる節電の正しい方法とは?

まずは、オフィスで使用している蛍光灯の点灯方式や、蛍光灯器具の製品方式を確認することが重要になります。

最新のものよりも、古いタイプのほうが、蛍光灯の間引きによる節電効果があるそうですが、これもまずは器具の年式などを確認し、安全性を確かめてから節電対策を行うようにしましょう。

また、蛍光灯を間引く際には、プルスイッチを付けるなどして、安定器に電力が供給されないようにするなら、節電対策として効果があります。

 

蛍光灯を間引きして節電する際の注意点とは?

製品様式によっては蛍光灯を間引きして節電対策を行うこともできますが、蛍光灯を選ぶ際にも、節電効果の高いタイプのものを選ぶことが大切です。

中には、2本以上の蛍光管がセットになっていて、その1本でも外すと明かりがすべて消えてしまうタイプの蛍光灯があります。

このタイプは、ランプを消しておいたとしても電力を消費するため、節電対策をしたい方にとっては、あまりおすすめできない製品だと言えるでしょう。

蛍光灯を間引きして節電しようと思う場合、インバーターの有無によっても、ふさわしい節電方法は異なるため注意が必要です。

メーカーに確認してから蛍光灯の間引きを行うか、節電のプロに相談してどのように節電対策を行うことができるかのアドバイスを求めることができるでしょう。

 

いかがでしたか?

オフィスの照明器具の節電は、大幅な経費削減が見込めるため、ぜひ積極的に行っていきたい節電対策のひとつです。

しかし、安易に蛍光灯を間引きすることは節電になるどころか、電力をさらに消費する原因となったり、照明器具自体の故障を招く結果に繋がる場合もあります。

そのため、自己判断で行うのは避けるようにしたほうが得策でしょう。

「れこど」では、電気使用量の削減提案を行っています。オフィスの電気使用量を削減したいとお望みの場合には、ぜひご相談ください。