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照明の選び方で、電気代が安くなるって本当?

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各家庭で色々な電球や蛍光灯を使っているのではないでしょうか。明るさを重視して選ぶ方もいるでしょうし、単純に値段の安さで選ぶ方もいるでしょう。

 

ここで注目したいのは照明の電気代。種類によって値段が違いますので、ご紹介していきましょう。

 

 

白熱電球とLED電球の違いについて

照明の電気代を語る上で知っておきたいのが、白熱電球とLED電球の違いについてです。ちょっと専門的な話になると、この2つ目は発光体が違います。LEDは半導体、白熱はフィラメントになります。簡単に違いを説明すると、作られている原料が違うということです。

 

LEDの半導体は高温度になりませんが、白熱のフィラメントは高熱になって最高で2700℃まで上がると言われています。イメージしやすいところで言うと、ホテルの間接照明などはLEDライトですね。実際に電気の部分を触っても熱くないはずです。一方、家で使っているような蛍光灯は白熱電球のケースが多くなっています。蛍光灯を取り替えようとして、熱くて思わず火傷してしまったなんて経験もあるのではないでしょうか。

 

そして、この2つは特徴も異なります。LED電球の方が電気が付くのが早くて、白熱電球の方が付くのが遅いです。家の電気は付くのが遅いけど、ホテルの部屋の電気は瞬時に付くというのはこのためです。

 

そして電気の広がりにも違いがあります。全体的な広がりはどちらの電球にも感じられますが、根元部分はLEDライトの方が暗い特性があります。白熱電球からLEDに変えた場合に暗く感じるのは、そのためです。

 

 

明るい電球はどっち?

白熱電球の方が白っぽくて明るい印象がありますが、LEDの方が暗くて白熱電球の方が明るいとは一概に言い切れない部分があります。

 

例えば、LED電球の中でも複数の種類が用意されているからです。青白いLEDの光が苦手だという人も少なくないようですが、実はLEDは青白い光以外のカラーも存在します。寝室部屋の使用に向いているオレンジ系の電球色、リビングに向いている白い光色が印象的な昼白色、青みかかった集中力を高める効果が期待できる昼光色等が用意されています。

 

アマゾンや価格.comの売れ筋ランキングを参考に見てみると、電球色が人気の色のようです。しかし、そのカラーによって明るさに違いがあるので、一概にLEDライトの明るさを断定することはできません。 使用用途によって使い分ければ、特に暗いと感じることはないでしょう。

 

また、白熱電球のワット数に違いがあるように、LED電球もルーメンという単位で明るさの数値が違ってきます。数値が高くなればなるほど明るいLED電球となりますので、部屋の広さや好みによって選択すると良いでしょう。

 

 

電気代はどっちがお得なの?

ここまで白熱電球とLEDの違いについてご紹介してきましたが、やはり気になるのは電気代ですね。単刀直入に結果だけ言ってしまえば、LEDの方が圧倒的に安いです!だいたい同じ明るさのものを選択した場合、白熱電球が100W程度だったらLEDは5Wで済みます。消費電力は段違いにLEDの方が少なくて済みます。

 

これをさらにわかりやすく説明していきましょう。例えば玄関に使用するような外灯を白熱電球100Wにした場合と、LED電球5Wにした場合の電気代を比較してみます。夜間、付けっぱなしで8時間程度付けていたとすると、年間コストは白熱電球の方が6000円程度。一方、LED電球で同条件で使った場合は年間コストが300円弱という結果が出ています。

 

 

これほどまでに違うというのは驚きですね。年間コストで5000円以上の節約になりますので、間違いなくLED電球の方がお勧めです。ただ、玄関の外灯で白熱電球を使うというケースはまずないですけどね・・・。あくまでも参考程度に。

 

 

でも、LED電球の価格は白熱電球よりも高いのでは?

そうですね。21世紀になってから普及し始めたLED電球は現在、当初の価格よりは下がってきているものの、未だに白熱電球や蛍光灯と比べると少々高めの価格設定となっています。年間コストで5000円以上の差が出るとしても、目前の価格が気になり手が出しにくいという方もいるのではないでしょうか。

 

しかし、ここで注目してほしいのは、LEDの耐用年数の長さです。一般的な白熱電球の耐用年数はおよそ1000〜2000時間、蛍光灯の耐用年数は6000〜1万時間だと言われています。それに比べてLEDの耐用年数はなんと4万時間以上。年数にするとおおよそ10年の使用が可能ということです。

 

つまりはひとつのLED電球の寿命が来るまでに、白熱電球ならば20個近く取り替えている可能性があるということです。長い目で見ればLEDの方がお得ということですね。

 

 

以上のことからLED電球のほうが圧倒的にコストパフォーマンスが良いです。階段や洗面所、お風呂、リビングなどLEDでも問題ないと感じる部分は積極的に電球を交換してみましょう。年間コストで大幅な節約になることは間違いありません。

2016/10/04

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