介護用エレベーターの設置時?知っておこう階段昇降機の特徴について


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出典 https://isa-net.co.jp/welfare/

そろそろ介護用エレベーターの設置を検討するようになったら、ぜひとも階段昇降機についても知っておきましょう。

階段昇降機は、アメリカやヨーロッパの家庭では、すでに一般的な介護用品として設置されています。

そこで今回は、日本国内で使用されている階段昇降機の特徴についてまとめてみました。

 

階段昇降機ってどんな機械?

介護の必要になったご家族のため、家の中の階段を安全に昇り降りする方法を考えなくてはならない場合、介護用エレベーターと階段昇降機が、その解決策としてあげられるでしょう。

介護用エレベーターと言えば、ホームエレベーターをまず想像する方もおられるでしょうが、階段昇降機がどんな機械なのかまったく見当もつかない、という方もおられるかもしれません。

階段昇降機とは、既存の階段に専用レールを設置して、そのレールをつたって椅子や車椅子ごと階段の昇降をする機械のことです。

 

階段昇降機の特徴について

ホームエレベーターを設置するには、ある程度のスペースと予算が必要になります。

しかし、階段昇降機であれば、家の中にある階段に簡単に設置することができるため、家の大規模なリフォームを必要としないという大きな特徴があります。

専用のレールには、直線型と曲線型が存在するため、自宅の階段に合わせて選ぶことができるでしょう。

曲線型のレールを選ぶなら、螺旋タイプの階段や、L字型の階段などにも対応することができます。

メーカーによって異なることもありますが、設置日数も最短1日から受け付けているメーカーもあり、取り外しも可能となっているため、介護用エレベーターと違って気軽に設置をすることができるのが、階段昇降機の特徴です。

 

階段昇降機の種類について

階段昇降機には、主に家庭用と公共施設用のものが存在します。

家庭用の階段昇降機の場合には、専用レールに取り付けられた専用の椅子に座って、階段を昇り降りすることになります。

一方、学校や駅などに設置される階段昇降機の場合は、既存の階段に設置された専用レールを車椅子ごと昇り降りする機械となっています。

 

階段昇降機の価格について

階段昇降機の気になる価格についてですが、一般的な椅子型の階段昇降機で50万円~60万円ほどとなっています。

一方、車椅子ごと階段を昇降するための階段昇降機の価格は、100万円~120万円ほどとなっています。

一般的には、介護用ホームエレベーターを設置すると、階段昇降機を設置する約20倍ほどの費用がかかることになります。

そのため、コンパクトで手軽に設置できる階段昇降機がいま人気となっているのも、頷けるのではないでしょうか。

 

階段昇降機を長く安全に使用するために

比較的費用の安い階段昇降機ですが、その安全性に疑問を持たれる方もおられるかもしれません。

特に椅子型の階段昇降機は、昇降中に転げ落ちてしまわないか、途中で止まってしまわないかなど、事故が起こるのを心配されるのではないでしょうか。

しかしながら、椅子型の階段昇降機にしろ車椅子型も階段昇降機にしろ、どちらの階段昇降機の場合においても、正しく使用し定期的に点検をするのであれば、安全性については問題がないと言えるでしょう。

定期的にメンテナンスを行えば、事故防止にもなり、機械が原因になる事故が起こることを未然に防ぐことができるでしょう。

 

いかがでしたか?

費用面から考えるなら、階段昇降機は介護が必要な方とその家族にとって、救世主のような存在にも思えるかもしれません。

階段昇降機を設置した場合には、安全性を保つためにも、定期メンテナンスをしっかり行うことが大切です。

「れこど」では、階段昇降機も含めて、エレベーターの点検業者を手配することが可能です。階段昇降機を設置された際には、ぜひお気軽にお問い合わせください。