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電気代を節約できる洗濯機の使い方とは

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家電で必要不可欠なものといえば、洗濯機。

 

家族が多い家庭では、一日に何度も使うため、電気代を気にしている人が多いのではないでしょうか?

 

洗濯機は、多種多様なものがありますが、大きく分けるとドラム式や縦型式のものが主流です。また、乾燥機が付いているものがあり、電気代もそれに応じて変わってきます。ただ昔に比べて格段に1回あたりの使用単価が安くなっているものばかりなので、どのタイプの洗濯機を選択してもそこまで電気代を気にする必要はないでしょう。

 

電気代を抑えるコツは、ズバリ洗濯機の使い方です!
ここではどのような方法を用いて電気代を節約していくかご紹介しましょう。

 

洗濯機の電気代は?

毎月の洗濯機の電気代を知っていますか?電気代の節約方法を確認する前に、洗濯機の電気代を確認してみましょう。自宅で電気代を簡単に計算する方法としては、下記の公式を使えばざっくりとした電気代を計算できます。

 

電力量料金=電力量単価×kW数×使用時間

 

電力量料金とは、1kwあたりの電気代です。1日を通して同じ料金の家庭もあれば、時間帯によって異なる料金設定をしている家庭もあります。特にオール電化の家庭では、昼間の電気代が高く深夜帯は安くしている家庭があります。どの料金プランを使っているか一度確認してみましょう。ここでは、昼間の平均値である26円を使って計算をします。

 

W数(ワット数)とは、電気の消費量のことで、電化製品には必ず書かれています。ワット数が大きければ大きいほど電気代も高くなります。洗濯機は、100Wから300Wが一般的です。今回は平均値として170Wを使用します。ちなみに、一般家庭でワット数が高いのは、ドライヤーやエアコンが挙げられます。

 

使用時間は、言葉通り1日あたりの使用時間のことです。今の洗濯機は、昔の洗濯機に比べ時間が短くなってきました。ここでは、35分間、洗濯機を回した場合として計算をします。計算する時は、「分」から「時間」の単位にして計算しましょう。

 

上記の公式に当てはめると、このような数字になります。

 

26円×0.17kW×45分÷60=3.3円

 

結果として洗濯機を回すのにかかる費用は、一回あたり3.3円という結果になりました。ただ、電力量料金が家庭によっては安いところもあるため、実際のところ2円〜5円程度だと思っておけばいいでしょう。また、自宅の洗濯機のワット数や使用時間によっても変わってきますので、一度確認してみることをおすすめします。

 

月で言えば、1日に2回洗濯機を回したとすると、198円の電気代がかかっていることとなります。散りも積もれば山となるという言葉があるように、小さな節約でも積み重なれば大きな効果が出ます。

 

それでは、洗濯機の電気代を節約するための方法を紹介します。

 

洗濯機を見直す

古い洗濯機は、多くの電力を消費します。特に10年間洗濯機を買い換えていないなら、買い替えによる効果が期待できます。最近の洗濯機なら、電力消費量も少なく2円前後に電気を抑えれるでしょう。

 

洗濯物の量を調節する

その日に着た服や下着はその日にうちに洗いたいと考えている方がいるかもしれませんが、一人暮らし、あるいは夫婦2人だけの場合などは、ある程度洗濯物がたまってから洗濯機を使うようにしましょう。
家族で住んでいる場合でも5キロ以上たまってから洗うなど、ある程度の目安をつけてから洗った方が電気代と水道代を節約することができます。

 

ただ、5キロというのは目安でしかなく、毎回洗濯物の重さを計るわけにもいきませんので、大まかな感覚としては洗濯機に7割から8割程度埋まったら洗濯するという考えを持っておくと良いでしょう
2日に1回洗濯機を使っていたところを、3日1回にするだけでも電気代と水道代の節約に成功します。ただし、逆に詰め込みすぎると洗濯機に負担がかかり、洗浄力が落ちてしまうリスクがあるので、ほどほどの洗濯物の量にしたいところですね。

 

洗濯機以外での洗濯を検討する

洋服や下着類は洗濯機で問題ありませんが、かさばるシーツや絨毯、カーテンなどは別途手洗いで対処しましょう。かさばるものは洗濯機の消費電力を食うわりにはあまり綺麗になりません。お勧めの方法はお風呂にお湯を溜めて、そこで洗う方法です。

 

 

ぬるま湯に浸して洗剤をつけて洗い、天日干しすれば十分に綺麗になります。
ついでにお風呂も洗ってしまえば電気代だけでなく、水道代の節約にもなりますね。また、洗濯機を使わなくても済むものといえば、バスタオルなどの汗や菌の付着がほとんど無いものはそのまま天日干しでも問題ありません。洗濯物の量を減らす一つの手段です。

 

的確な洗濯コースを選ぶ

洗濯機は手洗い、ドライ、すすぎ、急ぎ、などあらゆる洗浄コースが用意されているものばかりです。標準コースの洗濯方法よりも、すすぎコースや手洗いコースを選んだ方が安くなるケースがあります。しつこくない汚れやちょっとだけ着用した衣類などは、すすぎコースだけでも十分でしょう。

 

スポーツなどをして汗をビッショリかいたり、泥まみれのものでない限りは、それ程念入りに洗浄するコースを選ばなくても良いでしょう。運転時間が短くなり、それだけ電気代が安くなるというメリットがあります。

 

水の温度、量を調節する

お風呂の水を使うなどして水道代を工夫されている方も多いかもしれませんね。
その場合はできればお風呂に入った後のお湯をすぐに使用すると良いでしょう。温度が低い水よりも、お湯の方が洗浄力が強くなります。

 

服についた嫌な臭いや汗というのは脂肪酸や油脂です。これらはお湯の温度が上がるほど、分解されやすく、水に溶け込む性質があります。
つまり、お湯を使えば嫌な汗や汚れが剥がれやすいということです。

 

洗濯機の機能よりもむしろ、温度の方が洗浄力の鍵を握っていると言っても過言ではありません。かといってあまりにも熱すぎると洗濯機の故障の原因となりかねませんので、だいたい30度から35度程度に抑えておくのが良いでしょう。

 

そしてお湯の量は洗濯機の8割程度を目安に入れていきましょう。
適量をオーバーしてしまうとかえって洗濯機の遠心力が生まれにくくなって、洗浄力を落としてしまうということも考えられます。このように洗濯機の機能以外の部分でもこだわることで電気代を節約し、洗浄力をアップさせることができます。

 

洗濯乾燥機は電気代のことを考えるならば使わない

最近は乾燥機能のついた洗濯機がたくさん売られており、実際にかなり人気があります。花粉が飛んでいる時期には外に干したくない、梅雨の時期は仕方なく等の理由で部屋干しをせざるを得ない時がありますが、部屋干しって独特の匂いがしたりしてできれば避けたいものですよね。確かにそんな時に乾燥機があればさぞかし便利だと思います。

 

しかし、この洗濯乾燥機、大幅に電力を消費することで洗濯物を乾かしているのです。洗濯乾燥機には「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」の2つの種類があり、「ヒーター式」は名前の通りヒーターのように熱風によって洗濯物を乾かし、「ヒートポンプ式」では少ない熱を利用して除湿するように乾燥させていく方法となっています。ヒートポンプ式が比較的省エネであるのに対して、ヒート式は大幅に電力を消費してしまいます

 

できれば使わずにいたい乾燥機ですが、どうしても必要な時もあると思います。購入の際には洗濯乾燥における電力消費のコストパフォーマンスを確認すべきですね。

 

 

洗濯機を使う時は水道代と洗剤代も気にしよう

洗濯機の節約で電気代以外にも、水道代や洗剤代を節約すると家計の助けになります。水道代は、一回の洗濯で22円かかると言われています。電気代が2円〜5円だったことを考慮すると、水道代を節約した方が効果的です。

 

キーワードは節水

水道代を減らすためには、節水がキーワードです。できるだけ、水を使う量を減らすことで水道代を節約しましょう。一つの方法として、お風呂の水の活用があります。よくテレビや書籍にも、節約術として紹介されています。

 

先ほどもお伝えしたように、暖かい水の方が洗浄効果は高いです。前日に使ったお湯をそのまま残しておき、洗濯に使いましょう。デメリットは、ありませんがお風呂に入らない家庭や、お風呂と洗濯機が離れている家庭では使えないのがネックです。

 

意外と高い洗剤代

粉末タイプの洗剤1kgは、およそ30回分の量があります。安いもので一箱300円ほどなので、一回の洗濯に10円かかっている計算です。驚くことに、電気代よりも洗剤代の方が意外とお金がかかっています。電気代を抑えることに加え、水道代や洗剤代を意識することで、さらなる節約になるでしょう。

 

以上、洗濯機の上手な使い方と節約方法をご紹介しました。
他の家電に比べて取り立てて大幅に削減できる節約方法というのはありませんが、洗濯物の量を減らし、回数を減らすことを意識すると良いでしょう。多少洗濯物が多くなっても、お湯を使うことで洗浄力を保つことができます。

 

また、節約を考えるなら、電気代と合わせて水道代や洗剤代も効力に入れて、洗濯にかかるトータルの費用で節約を考るといいでしょう。

 

2017/03/21

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