アメリカ・ニューヨーク、マンハッタンの中心「エンパイアステートビルディング」


Empire State

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アメリカ・ニューヨークのマンハッタンにある超高層ビル「エンパイアステートビルディング」。
その高さが、街中にいても目印になるほどで、ニューヨークで行われるイベントなどによって毎日のライトアップの色が変わります。

ニューヨークのシンボル的高層ビルをご紹介します。

 

エンパイアステートビルディングの歴史と特徴

高級ホテルウォルドルフ=アストリアのあとを引き継いで建設された、アールデコ様式のビルです。
同じニューヨークのマンハッタンにあるクライスラービルから、”世界一の高さ”の称号を奪うために猛スピードで工事が行われましたが、世界恐慌のあおりを受け、竣工から10年近くはオフィス部分には空席が目立ちました。

1972年にワールドトレードセンターが完成するまでの42年間は、世界一の高さを誇るビルでした。1986年にはアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定されており、ニューヨークの象徴的な建物としての認知が広がっています。

2001年のアメリカ同時多発テロによってワールドトレードセンターが崩壊し、2013年にワンワールドトレードセンターが完成するまでは、再びニューヨークでは最も高いビルとなりました。

また、9.11当初も、電波塔に影響が出たノースタワーに変わって、エンパイアステートビルディングの電波塔を活用して放送を続けることができたなど、重要な役割を果たしました。

ビル86階の展望台は、窓越しではなく、直接街を眺めることができることでも有名です。
また、追加料金で登ることができる102階の第二展望台は、完全に窓ガラスで覆われていますが、その分安心して周りを見渡すことができます。

夕暮れ時などは、混雑しますが、86階からは見ることのできない広範囲の景色を見ることができるので、おすすめです。

 

エレベーターは73基も

エンパイアステートビルディング内には、6基の貨物用を含む、73基のエレベーターが設置されています。
エレベーターの建設、設置にはアメリカのエレベーター会社オーチスが担当しています。

展望台など観光客向けのルートには、専用のエレベーターも設置されています。
展望台へは、80階まで一気に登ったあとは、86階の展望台までと、そこから102階の展望台までのエレベーターが設置されています。

観光客の混雑を防ぐために、80階、86階への行き来用のエレベーターはそれぞれ10基ほど用意されており、1日中稼働しています。

 

ニューヨークの中心部は観光名所が多数

エンパイアステートビルディングは、ニューヨーク、マンハッタンの中心部にあるため、地元の人も、観光客でも賑わっています。マンハッタンの中でも中心にあたる、エンパイアステートビルディングの周辺は歩いての移動もしやすく、地下鉄も充実しているため、いろんな場所へ行くことが可能です。

自由の女神へのアクセスができるリバティー島や、ロックフェラーセンター、セントラルパークやブロードウェイなど、充実した施設や名所が多数あります。

 

場所に迷った時には、このエンパイアステートビルディングを目印にすると行動しやすくなります。
ぜひ、ニューヨークを訪れた際には、展望台へも訪れてみてください。