みんなサボりがち!絶対してほしい清掃用具のお掃除について


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みなさんこんにちは、ビルクリーニングのプロ水無瀬です。
お掃除をする時は必ず、掃除機やホウキ、チリトリ、タオルや雑巾といった清掃用具を使って掃除をされることと思いますが、この掃除用具が汚れてしまっているということはありませんでしょうか?

 

毎日一生懸命に掃除をしているのになかなか綺麗にならない、臭いが取れないという時は、実は清掃用具そのものが汚れてしまっているために掃除をする度に汚れを広げてしまっているということが考えられます。

今回は清掃用具のお掃除についてお伝えしたいと思います。

 

ブラシ類からホコリ、髪の毛を取り除く

ホウキの頭や掃除機の吸い込み口にはブラシがついています。これが何故かというと床の凹凸に合わせてホコリや汚れを掻き出すためなのですが、使っていると必ず髪の毛が絡みつきます。

 

人の髪の毛というものは1日のうちでも自然に100本くらい抜けていきますので、そこを掃除するブラシには髪の毛がくっつくわけです。
そしてくっつくだけならいいのですが、縦方向に生えているブラシに対して横方向で髪の毛がくっつくので布を織るように縦横で絡んでしまい、ブラシの毛が動くことができる距離を短くしてしまいます。
掃除をすればするほどブラシに髪の毛が絡み、髪の毛が絡めば絡むほどブラシの性能は落ちていくわけですね。

 

それを予防するため、ブラシ類はきちんとお掃除しましょう。プラブラシ、あまり歯が細かくないものを用意して、ブラシをくしけずれば髪の毛は取り除けます。

掃除機の吸い込み口についている回転ブラシに巻き付いた髪の毛はハサミで切ってから取り除きましょう。お掃除の効率が良くなるはずです。

 

チリトリやゴミ箱の中、掃除機の中もきれいに

ゴミを集めるものですので、チリトリやゴミ箱の中、掃除機の中も汚れが溜まっていきます。

こういった汚れは気づきにくいのですが、放置しておくと悪臭の原因になったりしますので、こちらも綺麗にしてしまいましょう。チリトリやゴミ箱はプラスチックで出来ていることが多いので、洗剤拭き、乾き拭きできれいにすることができます。

固いパッドなどで擦ってしまうと傷が出来て汚れやすくなってしまうので、柔らかいもので拭くに留めましょう。

 

続いて掃除機の中なのですが、風の力でホコリを吸い込むものなので、本体の中にホコリが溜まっています。紙パックを取り除いて中のホコリを水拭き、乾き拭きで取り除きましょう。

吸い込み口、ホースの中にも汚れが溜まっていますので、こちらは空でスイッチを入れてしばらく置いておくと取り除くことができます。

 

タオル類は必ず乾燥させること

お掃除で使うタオル、雑巾類は使っていくとどんどん真っ黒になっていきます。

 

そのために洗濯、時には漂白をするのですが、注意しなければならないことがあります。お掃除で使ったタオル、雑巾類はホコリがたくさんついていますので、まずバケツなどに水を入れて前洗いをしてください。

そのまま洗濯機の中に入れると汚れが落ちにくいですし、故障の原因にもなります。洗濯をして洗い終わったら、必ず乾燥させてください。季節や天候にもよりますがお日様で干すのが最も望ましいです。

 

濡れた繊維というものはバイ菌が繁殖しやすい場所で、たとえ洗剤で洗っても濡れたままでは12時間後にはバイ菌が活動を始めます。洗ったら必ず乾燥させてください。

生乾きのタオル、雑巾で掃除をすると増えたバイ菌をあちこちに広げてしまい、病気や悪臭の原因となることがあります。

 

まとめ

清掃用具のお掃除についてお話ししました。以上のことをまとめると、

  • ホウキ、掃除機類のブラシには必ず髪の毛が絡むので手入れ用のプラブラシを用意。
  • チリトリやゴミ箱は汚れがくっつくので、定期的に掃除をすると悪臭を防げます。
  • タオル、雑巾は必ず乾かしてバイ菌の繁殖を防ぎましょう。

清掃用具は綺麗にするための道具なのですが、この用具が汚れてしまっているためにかえって汚れを広げたり、悪臭の原因になってしまったりすることがあります。

 

掃除というのは軽負担が長時間続く作業で見た目よりもずっとハードで疲れるものなのですが、最後の片付けが掃除の質を決めると言って過言ではありません。

 

綺麗に掃除をして、掃除をした用具もきちんとメンテナンス、しっかり元の場所に戻すことで次回のお掃除も効率よく行うことが出来ます。ぜひお試し下さい。